山崎製パン、敷島製パン 7月1日から食パン・菓子パン値上げへ
2015.06.18
山崎製パン(飯島延浩社長)は、7月1日出荷分から一部(計168品目)の食パン、菓子パン、和洋菓子を平均2・6%値上げする。
主な対象製品と価格改定率は次のとおり。
食パン=「ロイヤルブレッド」「芳醇」「超芳醇」「ふんわり食パン」など14品目。価格改定率は1~4%(平均1・9%)。
菓子パン=「薄皮つぶあんぱん」「高級つぶあん」「ナイススティック」「ミニスナックゴールド」など107品目。価格改定率は2~7%(平均3・0%)。
和洋菓子=「イチゴスペシャル」「やわらか卵のシフォンケーキ」など47品目。価格改定率は1~8%(平均3・1%)。
同社では値上げについて「世界的な食料需要の増加や、急激な円安の影響などにより、主要原料の小麦粉、油脂、乳製品、小豆、レーズンなどの輸入原料価格が上昇している。これら原料コスト増を吸収すべく企業努力を続けてきたが、極めて厳しい状況となってきた。引き続き高品質で安全・安心な製品を提供するために一部のパン製品と和洋菓子製品の価格改定を実施させていただく」と述べている。
敷島製パン(盛田淳夫社長)は、7月1日から一部商品の価格改定を実施する。 主な対象商品は「超熟食パン」「超熟ロール」「麦のめぐみ全粒粉入り食パン」「レーズンブレッド」「イングリッシュマフィン」シリーズ、「十勝バタースティック」シリーズ。 価格改定の内容は、出荷価格を約2~5%値上げ。
同社ではその理由として「昨年末から小麦粉、油脂類、乳製品、果実類などの価格が高騰、生産の合理化、効率化、輸送体制の見直しなどにより、コストアップ分を吸収し値上げを抑えてきたが、企業努力だけでは従来と同等の品質を保ちながら価格を維持することが極めて厳しい状況となった。商品の品質保持を最優先するため価格改定に踏み切った」としている。
(2015年6月15日号 1面より抜粋)