FCAJ2015

2015.04.3

 日本フードコーディネーター協会(以下、FCAJ)は、3月7日、東京・中野の中野コングレスクエアでフードコーディネーター全国サミット2015を開催した。

 同イベントはFCAJの設立20周年を記念したイベント。第一部ではロック・フィールド会長兼最高経営責任者の岩田弘三氏による「“Mirai Salad Company”を目指す!ロック・フィールドの挑戦」と題した講演を行った。岩田氏は自身の経験を振り返り、失敗談や中食への展望を語った。

 

《 パネルディスカッションを行なう理事たち。終始盛り上がりを見せた 》

 休憩をはさみ、FCAJによる「フードコーディネーターの明日を開くスキルと能力」と題したパネルディスカッションを開催。司会は原田諦理事(日本外食総合コンサルティング代表)が務めた。パネラーに落合なおこ常任理事(ブロッサム・オブ・ナオコ代表)、酒井一之常任理事(ヴァンセーヌ・サーヴィス社長)、日比野恵利理事(フードビジネスコンサルタント「顧客満足実践講座」塾長)、杉浦高志理事(ロック・フィールド上席執行役員東日本販売本部長)、赤堀博美副会長(赤堀料理学園校長)、水谷建治理事(テイスティーズ代表)、佐野由美子理事(カメリアエンタープライズ代表)の7人。原田氏は7人へ質問を行った。

司会進行を務める原田理事

《 司会進行を務める原田理事 》

 

 

 日比野氏は起業として求められるコンサルティングの面について、起業した際と違う点について尋ねられ、「自分の力で、自分の資金でやれるか、ということが大事。『やりたいけど会社が』などを言っていては無理だと思う。自分は行動的で、料理や話すことが好きでこの仕事を始めたが、当初はマーケティングやコストのこともわかっていなかった。その中で、努力を重ねて勉強し、段々と楽しくなっていった。それが仕事の醍醐味なのではないかと思う。仕事にしても何にしても時間はかかる。その中でどのぐらい自己投資が出来るかが大切なのではないだろうか」と語った。

 赤堀氏は「生徒が未来を夢見て育つにあたってアドバイスしたい点は」という質問に対し「学ぶ、ということは一生続くことだ。学校では自分も先生と言われるが、人間として学ぶべき点はたくさんある。謙虚に人と接し、その中で創造性(想像性)を持つこと。感謝を持って人と接すること。人と自分との関係の中で、自分だけができる事こそ『自分が育ってきた食』だ。また、若いうちに経験を積むことは強みだ。比較して食べてもらいたいので、コンビニ食を1~2回購入することを我慢し、良いものを食べるように、と今大学生に言うようにしている。一流店で食べる、ということは空間、スタッフ、サービスもまた一流であることを知ることが出来る。若い人はなかなか表現できない人が多い。食を通じて育てていくことが大事だと思う」と述べた。

 

 また、パネルディスカッション終了後の質疑応答では労働時間に対し給料の少ないことを理由に離職率が高い場合どうしたら良いのかという質問に対し、理事たちから「職場環境に応じ、給料だけではないモチベーションの上げ方を考えてほしい。講習会等の外部研修といった勉強も、店長だけではなく若い人たちにも行かせて経験させるべきだ」とアドバイスした。

 

 当日にはフードコーディネーター2015グランプリ決勝戦が行われ、懇親会で結果が発表された。フードコーディネーター初代グランプリには阪上伸太郎氏(アサヒビール)が選ばれた。イベントは盛況のうちに幕を閉じた。

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